あまり聞いたことがないこのアプローチ法はアメリカのワシントン大学のサーマン教授を中心に開発された概念です。MSIとはmovement system impairments の略であり、日本語にすると「運動機能障害症候群」となります。患者さんの痛みの出るパターンを評価し、その人の動きやすい癖、過剰にストレスがかかっている箇所を見出し、原因に対してエクササイズを指導してマネジメントをする。ざっくり過ぎる説明ですが、疼痛疾患が多い整骨院には非常に有益なコンセプトだと思います。またスポーツ選手のパフォーマンス向上にも適応で、実際にトレーナーとしてコンディショニングを行なっている知り合いもいます。例えば階段の上りかた、降りかた一つをみても股関節、膝関節、足関節の動き方の癖がありそれが痛みの原因になっている人もいます。動作を見てその癖を見抜き改善するような指導ができれば触らなくても痛みを取ることができます。当院でもなるべく動作を見て改善指導をして運動療法も同時にしていきたいと考えております。むやみに筋力マシーンを使って筋力をつけようとしても正しい動作ができていないと痛みは変わらないどころかかえって悪くなることもあります。
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