10月22日に大阪で開催されたエンドオブライフ・ケア援助者養成講座に参加してきました。
地域で訪問鍼灸・リハビリをさせてもらっている中で時々ですが、余命宣告を受けている方や病状の重い方と接する機会がありその対応に自信がなく「治りますか?」「辛いので死にたいです・・」という問いかけにどうしていいかわからない時があります。
NHKの「プロフェッショナル」という番組で看取りの訪問医師として紹介されていた小澤竹俊先生が作られた協会でこの講座をしてくれています。当日も小澤先生が講義してくれました。
テレビで見るのと同じ穏やかな話し方で医師というよりも神父さんのような印象です。
80名くらいの参加者があり医師、看護師、ケアマネージャー、介護職が95%の中、鍼灸師という立場で実際のプランの立て方や対応の仕方を実際に患者の役になったり聴く側になったりとロールプレイしながら学んできました。
さすがに現場で慣れている方ばかりなので患者役の演技がリアルで圧倒されました。僕も負けじと息子夫婦、孫2人と暮らしながら末期がんを患う75歳の女性をなんとか6分間演じ切りました(笑)
慣れないセミナーでしたが多職種の方々が患者さん、利用者さんを思う気持ちがよくわかりました。
考え方や対応の仕方に決まった答えはないとは思いますが自分の中で軸になるものができた気がしました。